心に土足でおじゃましまっす!

アスペルガーの二次障害対策と強迫性障害(OCD)の改善を模索する日々を綴った、双方向ブログです。 似たような問題を抱える方々の参考になるような情報提供を目指します!

得意と苦手

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ヒロは得意な事と苦手な事が極端になります。

得意な事は人よりも優れているような気がしますが、苦手な事は人並みにもできません。

そして、その苦手な事が困った事に生活に直結しています。

 

まず人の話を聞く事が苦手です。

そして、自分の考えを瞬時にまとめる事が苦手な為、リアルタイムに話す事も苦手です。

つまり、会話が苦手なのです。

更に、字を書く事も苦手です。

漢字を書く事が苦手で、自分で書いた字が正しくても、それが正しいと認識できない事があります。

これにはゲシュタルト崩壊という名前があり、アスペルガーとは関係ないのかもしれませんが、これが毎日起こると非常に困ります。

 

しかし、聞く、話す、書く、読む、のうち、『読む』だけはとても得意です。

人と会話する事が苦手なヒロは、子供の頃からずっと小説を読んでいました。

そして、小説家になりたいと思っていましたが、親には冷笑され、自分でも書く事が苦手な為、無理だろうと諦めていました。

 

そんな中、ヒロはパソコンと出会います。

パソコンは字を書く必要がなく、打った字を『読む』だけで済みます。

ヒロに残ったたった一つの得意を活かせる場がようやく見つかった気がしています。

ヒロは苦手を克服する事よりも、得意を磨いて苦手を補う方に力を注いだ方が効率が良いと思いました。

これはたまたまヒロが上手くいったから、そう思えるだけなのかもしれません。

でも、苦手な事を克服する為に、何度も何度も頑張るより、得意な事を好きなだけやって、苦手を補えたら、どんなに幸せな事だろうと思うのです。

 

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私はどちらかというと、得意不得意に極端な差はない方で、私の認識している限りではオールラウンダータイプだと思います。

 

今まで苦手だなと思ったのは、学校生活で考えると『鉄棒の逆上がり』と『算数の桁数の多い掛け算』と『世界史の暗記』でしたが、少し意識的に練習をすれば、平均的なレベルまではできるようになりました。


ヒロさんと出会って、私は『文章を書く』ことや『結論から話す』ことも苦手なんだなと気付きましたが、それらに対してあまり深刻な苦手意識は持っていません。

「経験不足だから仕方ない。練習すればきっと上手くなる」

と、謎のポジティブ思考が働きます。

今までも、自分が苦手だなと思うようなことは、こじれる前の芽の段階で、ある程度の努力をして克服してきたのだと思います。そして、人生の色々な場面で、自分の『得意不得意』を意識することなく、自分の『好き嫌い』を優先させて選択できていたので、より成功体験とポジティブ思考を強化していったのだと思います。(私の母はいつも私の選択を尊重してサポートしてくれたので、とても有り難かったです)

 

 

自分の部下や子どもに対して、
「〇〇できないなんて、努力不足だ!もっと頑張れ!」

と、(部下や子どもの行動を)よく見ずにキツく叱る人がいます。

このように言う人はきっと、過去に努力が報われた経験があるか、経験が無くても、努力はいつか実を結ぶと強く信じている人なのだと思います。

しかし実際は、努力によって改善できる内容や程度は、本当に人それぞれです。

苦手克服の為にひたすら努力し続けても、なかなか報われない場合もあり、本人の中では嫌な気持ちだけが募っていく可能性もあります。何のために努力をしているのか、分からなくなってしまう事もある気がします。努力することを人から強要された場合はなおさらです。


ヒロさんは昔、人から努力(苦手を克服)する事を強要され続けて、嫌な気持ちになったそうです。既にたくさん努力していたヒロさんの姿は、その人には見えていなかったのかもしれません。

そしてそのことは、今でもヒロさんの人格に大きな影を落としています。


『人としてのあるべき像』を勝手に押し付けて、単に「努力しろ」とだけ言い続けることは、本人の好奇心や行動、好き嫌いを抑圧してまですることでしょうか?


自分で努力をする場合はもちろんですが、人に努力する事を求める場合は特に、次のような事を意識・吟味するように私は心がけています。

 

  • 努力(苦手克服)の必要性(より簡単な代替案の有無など)
  • 努力の効率(労力に対して見合うメリットはあるのか/努力量対効果)
  • 目標の明確化(どこまでできるようになればOKか)
  • 目標までの期限(いつまでにできるようになりたいか)
  • 努力の方法や過程(どうやって、どのように努力していくか)
  • (必要であれば)上記の内容を相手や周囲と共有する


特性を持った人の場合、上記の『努力量対効果』が個性として表れやすく、人それぞれ異なってくると思います。

努力をすること自体は大事なことですが、効率の悪い努力をし続けるのは、誰にとっても辛いことです。

努力する自分や、努力を求めた相手を大切にするためにも、『人として(一般的に)こうあるべき』という固定観念にとらわれないことが肝心です。

 

柔軟な思考で、目標達成の価値と個人の適性、努力量対効果を考えた上で、充実した時間を過ごせたら良いなと思いました。

 

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