心に土足でおじゃましまっす!

アスペルガーの二次障害対策と強迫性障害(OCD)の改善を模索する日々を綴った、双方向ブログです。 似たような問題を抱える方々の参考になるような情報提供を目指します!

感情のコントロール(合言葉)

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少し前の話ですが、ザッチが菜の花を食べてとても美味しかったという話をしてくれた事がありました。

当然ヒロに食べさせてくれるつもりでその話をしたのだと思い、スーパーで菜の花を見つけた時に「食べたいから買おう」と気軽に言ってしまいました。

ザッチは悩んでいましたが、献立を悩んでいるだけだと思い、深くは考えず買って帰りました。

 

ところが、小さな虫がついていて、ザッチのOCDの症状も相まって、料理をする事はとても大変そうでした。

しかも買う時に既にその事を予想していて、その事で悩んでいたそうです。

ヒロが無邪気に食べたいと言うので頑張ってくれたのです。

 

菜の花は、それはそれはとても美味しかったです。

そしてそれを合言葉にしようと決めました。

何の合言葉かというと、ヒロが感情をコントロールできなくなり怒りだしそうになった時、『菜の花』と言う事にしたのです。

 

『菜の花』という言葉には、ヒロの為にザッチが頑張ってくれた想いや、ザッチへの感謝の気持ちなど様々な感情が詰まっています。

その言葉でヒロは心が穏やかになれると思ったのです。

 

残念ながら言い合いになってしまうとお互いその言葉を忘れてしまうので、実際はまだ数回しか合言葉を使えていません。

しかし、その数回はちゃんと効果があったと思います。

今は忘れない為に、紙に書いて壁に貼ってあります。

 

『菜の花』と聞いたら感情をコントロールする癖を付けられれば、もしかしたら、ザッチとの言い合いでなくても効果はあるのかもしれないと思います。

そしてこれがヒロにとって、良いこだわりになったら良いなと思います。

 

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春のお野菜、食用の菜の花。

シンプルに酢味噌和えで食べるのが私は好きです。

 

ある日ヒロさんに、

「菜の花、食べた事ある?」

と聞きました。

普段、味にはうるさいヒロさんですが、実は今までの人生でスルーしてきた食べ物が多いみたいです。

今回の菜の花も「食べたこと無い」との事でした。

ヒロさんの好みの味の系統を考えると、菜の花はきっと気に入るだろうと思いました。そして菜の花を近いうちに食卓に出そうと心に決めました。

 

最初、私はお惣菜の(出来合いの)菜の花の和え物を買えば良いやと思っていました。

しかし、ヒロさんと一緒にスーパーへ行った時、野菜売り場でとても質の良い、束になった生(ナマ)の菜の花を発見しました。

私は『調理前はこんな感じの見た目なんだよ』ということを示したくて、近くで別の野菜を見ていたヒロさんを呼びました。

するとヒロさんは菜の花の見て、「食べたいから買おう」と言いました。

 

私はOCDの症状のせいで、菜っ葉系の野菜を扱うのが苦手です。

葉の隙間に虫や砂が入っていたり、構造が複雑で洗いにくかったりするからです。

私はそれまで自分で菜の花を調理したことが無かったのですが、きっと菜っ葉系特有のリスクがあるだろうと思いました。

それで、その時も一瞬、生の菜の花を買うかどうか迷いました。

 

きっとお惣菜だったら、楽だったと思います。

しかし、ヒロさんにとってはせっかくの『初』菜の花なのだから、美味しいものを食べてもらいたいという気持ちが私にはありました。

お惣菜になる過程で、もし変な味が付いていたら、素材本来の味が楽しめないかもしれません。

そしてヒロさんは『素材本来の味』を大切にするタイプです。

このようなことを考えた結果、私は『お惣菜』の案は無しで、『生の菜の花から自分で作る』プランが最適だと判断しました。この思考の過程をヒロさんにリアルタイムで話さなかったのは、ただ純粋に菜の花がヒロさんの好きな味か否かを、私の頑張り云々に関係なくジャッジして欲しいと思ったからです。

 

案の定、2束買った菜の花のうちの片方に、虫がたくさん付いていました。小さなイモムシみたいなのが中でウネウネしていました。私は台所で菜の花を水攻めにして、必死に虫をつまみ出しました。ギャーギャー言いながら頑張ったので、その様子をヒロさんに見られてしまいました(むしろ虫は自分から見せに行ったかもしれません (^^; )。

 

なんとか無事に調理し、酢味噌も添えました。

ヒロさんは私の予想以上に興奮して、美味しそうに食べてくれました。

とても嬉しかったです。頑張った甲斐があったと感じました。

 

そして、ヒロさんの案で『菜の花』が合言葉になりました。

言い争っている時、往々にしてヒロさんは私を敵(不審者)認定してしまうのですが、それが合言葉によって防げるというのです。

 

正直にいうと、私は合言葉の効果について、にわかには信じられませんでした。そんな言葉一つでトラブルが防げるのなら、意識を過去の良い思い出に少し巡らせれば、今までも防げたはずと思ったからです。

さらに、言い争い中に過去のこと(菜の花という合言葉)を引き合いに出してヒロさんの癇癪を鎮めるのは、なんだか西遊記の悟空を頭の輪っかで無理矢理抑えるのと同じように私には感じられました。

申し訳ない気持ちと同時に、合言葉を言った瞬間、さらに敵対視されるのでは無いかという不安もありました。

 

そういう訳で、最初のうちは言い争い中になかなか『菜の花』という合言葉は言えずに居ました。

しかし言い争い後のフィードバックで、ヒロさんは合言葉を使って欲しかったと言います。

それなら…と、私も覚悟を決めて使ってみると、なんということでしょう!とても効果がありました。

さらにヒロさんから「使ってくれてありがとう」とお礼まで言われたのです。

 

私にとっては、そんなことで?と思えることでも、ヒロさんにとっては大切なキッカケなのだと思います。

 

最近、合言葉をもっと有効利用しようということで、1日最低1回は挨拶のように『菜の花』とお互いに言い合うことに決めました。それ以降、比較的穏やかな日々を送れているように思います。

 

とても綺麗な合言葉、ヒロさんらしいチョイスです。

 

皆様の心にも、素敵な花が咲きますように。

 

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サカタのタネ 実咲花7460 菜の花 寒咲系混合 00907460

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